いびきの治療法 メリット&デメリット
いびきの治療法としては、下記のようなものがあります。
- ダイエットする
イビキは、太っている人ほどかきやすいものです。肥満になると、体に肉がつくだけでなく、軟口蓋やのどの奥、さらには舌まで肥厚してしまいます。
舌が肥大化すると、高く盛り上がって、のどを塞いでしまい、空気の通り道が狭くなります。
肥満が原因でいびきをかく場合は、まずダイエットすることが最大の治療となります。
- 持続陽圧呼吸装置(CPAP)
睡眠時無呼吸症候群における内科的治療で、もっとも効果があるとされているのが、この持続陽圧呼吸装置(CPAP)を使った治療です。
CPAPとは、鼻にゴムマスクのようなものを装着し、鼻から気道へ空気を送り込むことで、気道の閉塞を防ぐための装置です。
よくテレビでイビキの特集番組などがあると、”酸素マスク”のようなものを付けて眠っている人をみかけますが、あれがCPAPです。ただし、実際はCPAPには、酸素は添加されません。
CPAPは、中等度〜重症の睡眠時無呼吸症と診断された患者さんに適用されます。CPAPは、導入したその日から、改善するケースが多く即効性に優れ、自宅でも簡単に使えることから、いびきの治療法として人気があります。
CPAPのデメリットとしては、鼻にあてるマスクの不快感でなかなか眠れないこと、装置から送られてくる空気で、目や鼻が乾燥してしまうこと、装置から出る騒音がうるさいことなどです。
ただし、最近のものは騒音や使いやすさの面でかなり改良され、装置自体も軽量化されています。目や鼻の乾燥対策のために、専用の加湿器と接続できるものもあるようです。
尚、CPAPは病院に行き、医師の診断と指示を受けないと購入することができません。以前は、30万円以上出さないと購入できない装置でしたが、最近では健康保険の適用も可能になり、レンタルもできますので、一度相談してみるとよいでしょう。
- スリープスプリント
スリープスプリントとは、下あごを前に引き出し、舌の沈下を防止し、イビキを改善するマウスピースのことです。スリープスプリントを装着すると上下のあごが固定される為、しぜんに口を閉じて鼻呼吸する習慣がつきます。また唾液の分泌を促し、口の中の乾燥を防ぐという効果もあり、イビキ改善にとても効果が高い方法とされています。
特に、下あごが後退している人、あごが小さい人、太っていて舌が肥厚している人には向いている治療法です。
スリープスプリントは、安全で価格も安く、持ち運びしやすいのがメリットです。
逆にデメリットとしては、スリープスプリントの治療に向かない人がいることです。蓄膿症やアレルギーがあり鼻詰まりがある人、アデノイドや扁桃腺が大きい人、のどちんこが長い人、歯槽膿漏などがありスリープスプリントの装着に適していない人には、おすすめできない治療法です。
スリープスプリントは、いびきの治療を行っている耳鼻科や歯科医院で手に入れることができます。1人1人の歯型や症状に合わせて、マウスピースを作っていく為、一度は病院に行って診察を受ける必要があります。
- 薬物療法
イビキの薬物療法としては呼吸刺激剤・向精神薬・点鼻薬が使われます。
他にも様々な薬が、イビキ治療の為に研究されていますが、いまのところ決定的なものはなく、補助的な治療法として用いられているのが現状です。
薬物療法は、薬を飲むだけという手軽さはある一方、薬の副作用の心配があること、軽度のイビキにしか効果がないこと等のデメリットがあります。
1.呼吸刺激剤
呼吸刺激剤の代表的なものにはプロゲストロン剤、アセタゾラマイド、プロクロルペラジンなどがあります。
一般的に、女性に睡眠時無呼吸症候群の人が少ないのは、女性ホルモン(プロゲストロン)が関与しているからだとされています。
実際に睡眠時無呼吸の人に、プロゲストロン剤を投与したところ、呼吸中枢が刺激され、イビキ改善に効果があったそうです。
2.向精神薬
睡眠中に無呼吸が起こる率が一番高いのがレム睡眠の時です。睡眠時無呼吸の人は、夜中に何度も目覚め、眠りが分断される為、一晩のレム睡眠の回数がかえって増えるという悪循環の中にいます。
三環系抑うつ剤を使用すると、レム睡眠が出現するのを抑え、無呼吸を減らすことができます。三環系抑うつ剤の使用は、軽度〜中等度のイビキの人に有効とされています。
ただ薬を長期間使用することで、口が乾きやすい、排尿困難、不整脈を起こすなどの副作用があります。
3.点鼻薬
ドラッグストアでも簡単に買える点鼻薬で、鼻づまりを解消することで、イビキの症状が改善することがあります。
根本治療にはなりませんが、手軽にでき、副作用も少ない方法です。
- 手術
いびき治療の為、手術が行われる場合もあります。
イビキを起こす原因や部位によって、手術の内容も変わってきますが、代表的なものに咽頭整形術(UPPP)・鼻中隔矯正術・下顎骨部分切除術などがあります。
手術のデメリットとしては、入院などもあり時間も費用もかかることです。
最近は入院しなくてもできる便利なレーザー手術もありますが、100%改善する訳ではないというのが実情のようです。
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